漫画家の芦原妃名子さんがお亡くなりになられました。
現在連載中の「セクシー田中さん」をはじめとして、面白い作品を多く世に出された方です。
哀悼の意を捧げると同時に、未完に終わる作品、これから生まれるはずだった芦原さんの作品を心から惜しむものです。
- 芦原妃名子が死亡した理由
- 芦原妃名子のツイッターの内容は?
- 芦原妃名子の遺書の内容は?
芦原妃名子が死亡した理由
芦原妃名子さんは2024年1月29日に栃木県日光市の川治ダムで発見されました。
- 2024年1月29日栃木県日光市川治ダムで女性が発見される
- 女性の死亡を確認
- 近くから芦原妃名子さんの身分証明書が見つかる
- 自宅で遺書らしきものが発見される
芦原さんは連載中の「セクシー田中さん」のドラマをめぐってトラブルを抱えていました。
特に芦原さんと「セクシー田中さん」のドラマ脚本を手掛けた相沢友子さんのSNSをめぐって炎上騒ぎとなり、芦原さんは1月28日に謝罪の言葉を書いた最後の投稿以外の関係するX(旧Twitter)を削除していました。
芦原妃名子のX(旧Twitter)の内容は?
以下が1月26日に投稿され、1月28日に削除された芦原さんのX(旧Twitter)の内容です
大変長文でしたので、箇条書きにピックアップしました。
- 文章(Xの投稿)を書くにあたり小学館と内容を確認している
- ドラマ放送が終了するまで脚本家と一度も会うことはなかった
- ドラマ製作スタッフと内容について話すこともなかった
- ドラマ制作については「漫画に忠実に」という条件を出した
- ドラマの結末のあらすじとセリフは作者が準備するとしていた
- 条件がドラマ制作側に失礼なのはわかっていたので、何度も確認した
- 毎回漫画を大きく改変した脚本となった
- キャラクターが原作からかけ離れた
- 作品の個性を守るために粘って、7話まではほぼ原作通りの脚本となった
- ドラマの結末部分も準備したものから大きく改変された
- 8話は改変前の内容に修正してもらった
- 9,10話の脚本は作者が書き、テレビ局側に整えてもらった
- 素人の自分が書いたので、9,10話の出来上がりには不安がある
- 「ベストの判断」がわからず迷いがある
X(旧Twitter)の原文を読ませていただいた限りでは、とても丁寧な文章を書かれる方です。
自分の作品を守りたいという気持ち、もどかしさ、憤りは感じますが、決して攻撃的な文章ではなく、一つ一つ確認しながら記されたことが感じ取れます。
ただ、この丁寧な説明の投稿は、ファンの脚本家に対する怒りを呼んでしまいました。
そもそも芦原さんのX(旧Twitter)投稿よりも早い12月に、脚本担当の相沢さんがドラマ「セクシー田中さん」についてインスタグラムに文章を投稿していました。
タイミングから考えて、芦原さんの投稿は、この相沢さんの投稿に対するものだった可能性あります
- 最後は作者のたっての要望で「協力」という形で携わることになった
- 過去にない事態で困惑した
- 自分が脚本を書いたのは1~8話
- 最終的に9,10話を書いたのは作者
- ドラマ制作の在り方や脚本家の存在意義について深く考えさせられた
- この苦い経験を活かしたい
- 今後同じことが2度と繰り返されませんように
ドラマ化における原作の改変は難しい問題です。
自分の作品を守りたい作者。
原作の映像化が見たい原作ファン。
テレビドラマとしての要求を組み込まなければならない脚本家
視聴率が欲しいテレビ局。
膨大なお金と人をつぎ込むドラマ制作に多くの思惑が絡むのは、仕方がないとも言えるでしょう。
ただ、芦原さんの最後のX(旧Twitter)は悲鳴のようにも見えます。
芦原さんの「自分の作品を守りたい」という気持ちを越えて、脚本家へのパッシングが膨れ上がってしまったのではないでしょうか。
芦原さんがそうあろうとされたように、ファンにもまた「丁寧に一つずつ」「決して攻撃的ではなく」意見を表明する理性が求められているのではないでしょうか。
芦原妃名子の遺書の内容は?
芦原妃名子さんの遺書の内容は公開されていません。
ご自宅で遺書らしきものは見つかっているそうですが、内容については見つけることができませんでした。
作品に関する内容があるのであれば、いずれはファンにも知らされる日が来るかもしれません。
ただ、「作品」を受け取り愛する側の人間としては、芦原さんの最後のX(旧Twitter)をこそ「遺言」として重く受け止めたいと思います。
まとめ
- 漫画家の芦原妃名子が亡くなった
- 芦原妃名子が発見されたのは川治ダム
- 「セクシー田中さん」のドラマをめぐってトラブルがあった
- 「セクシー田中さん」のドラマ脚本は相沢友子
- 芦原妃名子の遺書の内容は公開されていない
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